03-6808-6636

最終受付は診療終了の30分前

BLOG

クリニックブログ

歯科で作るスポーツマウスピースとは?必要性と作り方、正しいお手入れ方法を解説

SUPERVISOR

この記事の監修者

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科 院長 久保田達也
葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科
日本歯周病学会認定医
院長久保田達也くぼた たつや

大学病院の歯周病科で10年以上にわたり研鑽を積み、海外の歯周病・インプラント学会でも発表を重ねてきました。
「歯を抜かずに残す」治療を追求し、矯正や補綴、咬み合わせ診断を組み合わせた包括的なアプローチで、再治療のいらない安定した口腔環境を目指しています。

口腔内写真やデジタルレントゲンを活用し、わずかな変化も見逃さず管理。いびき治療や栄養・ストレッチ指導など生活習慣にも踏み込み、全身の健康寿命を延ばすサポートを行っています。
海外で得た最新知見も診療に即反映し、長く健康な口腔状態を維持できるよう努めています。

▼目次

 

スポーツ中に起こる口腔内のケガには、骨折や出血、歯の脱落などさまざまなものがあります。特にコンタクトスポーツやボールを使う競技では、歯や顎に強い衝撃が加わることが多く、選手生命に関わるケースも少なくありません。こうしたリスクを減らすために有効なのが「スポーツマウスピース」です。市販の簡易的なものもありますが、フィット感やリスク管理を重視する方には、歯科で作る専用のマウスピースが適していることもあります。 今回は、スポーツマウスピースの役割や必要性、歯科での作り方、そして長く使うためのお手入れや交換のタイミングについて解説します。

1. スポーツ中のケガを防ぐには?スポーツマウスピースの役割と必要性

運動中に起こる「口腔内の外傷」は、特に格闘技やラグビー、バスケットボールなど身体接触の多いスポーツでよく見られることがあります。こうしたリスクを軽減するために、スポーツマウスピースは非常に重要な役割を果たしています。以下では、スポーツマウスピースの役割と必要性について解説します。

①歯の破折・脱落を防ぐ

衝突や転倒によって前歯に強い衝撃が加わると、歯が折れたり抜けたりするリスクがあります。マウスピースは歯列全体を覆い、外部からの衝撃を和らげるクッションのような働きをします。

②顎の骨折や顎関節の損傷を予防

下顎に直接力が加わることで起こる骨折や、顎関節の損傷も、マウスピースによって衝撃を分散させることで予防が期待できます。

③唇や舌の裂傷を防ぐ

衝突の際に歯が口腔内の粘膜を傷つけてしまうケースもあります。マウスピースを着けていれば、鋭利な歯のエッジを覆うことができ、粘膜のケガも予防しやすくなります。

④脳への衝撃の緩和

マウスピースは直接脳を守るものではありませんが、顎に伝わる衝撃を減らすことで、間接的に脳震盪などのリスクも抑える効果があるとされています。

⑤集中力やパフォーマンスの向上にも影響

フィット感のあるマウスピースは、歯をしっかりと食いしばることで口腔内の安定性を高め、それが筋力の発揮や集中力の向上につながると考えられています。

スポーツマウスピースは競技中のトラブルを防ぎ、より良いパフォーマンスをサポートするための大切なアイテムと言えるでしょう。

2. 歯科で作るスポーツマウスピースの作り方と流れ

スポーツマウスピースは、競技中の衝撃や口まわりのトラブルを予防するために装着されるものです。歯科では、それぞれの競技や口の状態に合わせて、次のような流れで作製が行われます。

①問診・カウンセリング

まず、マウスピースを使用するスポーツの種類や頻度について確認します。合わせて、むし歯や歯ぐきの炎症がないかを診察し、必要があれば治療を優先して進める場合もあります。

②歯型の採取

歯並びやかみ合わせの状態を正確に再現するために、専用の印象材を使って歯型を取ります。取った型は模型に加工され、マウスピースの基礎となります。口にしっかり合った形に仕上げるために欠かせない工程です。

③模型作製とマウスピースの加工

歯型から作った模型に合わせて、樹脂素材を加熱・圧接してマウスピースを成形します。競技の特性や年齢、口の大きさに合わせて厚みや形状を調整しながら作製します。

④装着と調整

完成したマウスピースを実際に装着し、発音しづらさやかみ合わせの違和感がないかを確認します。必要に応じて素材を削るなどの調整を行い、できるだけスムーズに装着できる状態に仕上げます。

⑤引き渡しと使用方法の説明

最終チェックが終わったら、マウスピースの洗い方や保管方法、使い方の注意点などについて説明を受けて引き渡しとなります。完成までにかかる期間は、おおよそ1〜2週間が目安です。

このように、歯科で作るスポーツマウスピースは、段階ごとに調整が行われるため、使用する人の状態や目的に合わせた仕上がりが期待できます。

3. スポーツマウスピースを長く使うために知っておきたいお手入れと交換のタイミング

スポーツマウスピースを清潔に保ち、適切なタイミングで交換することは、ケガの予防だけでなく、口腔内の健康維持にも欠かせません。以下では、日常のお手入れ方法と交換時期の目安について解説します。

①使用後は毎回洗浄する

運動後は、マウスピースに唾液や汚れが付着しています。流水でよく洗い、必要に応じて柔らかい歯ブラシで磨きましょう。

②定期的に殺菌・消毒を行う

雑菌の繁殖を防ぐため、1週間に1~2回は消毒用洗浄液で除菌すると効果的です。熱湯やアルコールは変形の原因になることがあるため避けましょう。

③保管方法にも注意が必要

通気性の良い専用ケースで保管し、高温多湿な場所や直射日光を避けるようにします。使用後に濡れたまま保管すると、カビやニオイの原因になることがあります。

④定期的に歯科でチェックする

半年~1年に1回は歯科でフィット感や劣化のチェックを受けることが推奨されます。破損や変形があると、かえってケガのリスクを高めてしまうことがあるため、注意が必要です。

⑤成長期の子どもは特に注意

子どもは歯や顎の成長により、すぐに合わなくなることがあります。定期的な交換とチェックを習慣にしましょう。

日頃のケアと定期的なチェックを習慣にすることで、マウスピースの効果を十分に引き出し、競技中のトラブルも未然に防ぎやすくなります。よりよいパフォーマンスのためにも、適切な管理を意識していきましょう。

4. 江戸川区葛西の歯医者「葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科」のスポーツマウスピース(マウスガード)

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科は、東京メトロ東西線「葛西駅」から徒歩2分、西葛西駅からも徒歩圏内の歯科医院です。
月曜〜土曜の9:30〜18:00まで診療しており、地域に根ざした丁寧な治療を心がけています。
当院では、スポーツ中のケガ予防と安全な競技環境の提供を目的に、「スポーツマウスピース(マウスガード)」の製作を行っています。

スポーツマウスピースは、脳震盪、歯の破折、口腔内外傷、歯のすり減りを防ぎ、顎関節の保護に加え、筋力や運動能力の向上が期待できます。

競技特性や使用シーンに応じて、シングルタイプやラミネートタイプなど、さまざまな設計のオーダーメイドマウスピースをご用意。保護性能と快適な装着感を両立を目指し、厚みの異なる素材を組み合わせ、発音や呼吸のしやすさにも配慮しています。

トレーニングやパフォーマンス向上を目的としたタイプも製作しており、重量挙げ・陸上・自転車・ゴルフなどのノンコンタクトスポーツにも対応。カラーはクリアからビビッドまで豊富に選べ、ケースにチームロゴを入れることも可能です。

市販品のマウスピースは個々の歯列や噛み合わせに合わせたオーダーメイドではないため、保護効果が不十分となり、顎関節に負担がかかる恐れがあります。

そのため、当院では、安全性と快適性を確保するため、歯科医院での精密な型取りと調整を推奨しています。 また、スポーツマウスピースの装着は試合だけでなく、練習やトレーニング時からの使用を推奨します。

スポーツマウスピースをご検討の方は、一度当院までご相談ください。年齢・競技・ライフスタイルに合わせたご提案をいたします。

まとめ

スポーツマウスピースは、競技中のケガを防ぎ、パフォーマンスを維持するうえで欠かせないアイテムです。歯科で作るタイプは、市販品に比べて精度や耐久性が高く、競技に本気で取り組む方に特に向いているといえるでしょう。 また、日頃のお手入れや定期的なチェック、適切なタイミングでの交換も大切です。市販品との違いを理解し、自分に合った方法でマウスピースを取り入れることが、より充実したスポーツ活動につながるでしょう。

江戸川区葛西周辺でスポーツマウスピースについてお悩みの方は「葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科」までお問い合わせください。

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科

〒134-0083 東京都江戸川区中葛西5丁目32-5  郡山ビル1F

「葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科」で希望日のご予約ができない場合、下記「君の歯を残したい歯医者さん」のご予約をご検討ください。

葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科•矯正歯科

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科

〒134-0083 東京都江戸川区中葛西5丁目32-5  郡山ビル1F

この記事の監修者

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科 院長 久保田達也
葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科
日本歯周病学会認定医
院長久保田達也くぼた たつや

大学病院の歯周病科で10年以上、海外の歯周病学会やインプラント学会でも発表を経て、抜かずに残す治療に技術を磨いてきました。矯正、被せ物、咬み合わせ診断を組み合わせ、口腔内写真とデジタルレントゲンでわずかな変化も追いかけながら、再治療のいらない安定した状態をめざしています。

さらに、いびき治療や栄養療法、ストレッチなど生活習慣にまで踏み込み、口腔から全身の健康寿命を延ばすことが目標に診療を行いながら日々研鑽を重ねています。海外学会で得た最新知見も即座に診療へ反映。一生涯健康な口腔環境を維持できるようサポートしてまいります。

お口や噛み合わせの悩みは、どうぞお気軽にご相談ください。お口や噛み合わせの悩みは、どうぞお気軽に。

詳しい医師紹介はこちら

〒134-0083
東京都江戸川区中葛西5丁目32-5  郡山ビル1F
東京メトロ東西線 葛西駅西出口より徒歩2分

03-6808-6636

最終受付は診療終了の30分前

9:30-13:30
14:30-18:00