- 歯茎が時々腫れる
- 膿が出る
- 歯がうずく
- 噛んだときに違和感がある
-精密根管治療-
ENDODONTIC TREATMENT
ENDODONTIC TREATMENT
思い当たることがあれば一度相談してください。
当院ではラバーダム防湿とマイクロスコープを用いた精密根管治療をご提供しております。
根管治療は、ネジのような道具を使用し、 何度も通院し盲目的に行われていた治療でしたが、最高80倍まで拡大可能なマイクロスコープを用いることで確実に目で確認して治療することが可能になりました。
従来の根幹治療では根管の汚れを見落としており、数年後に急に痛むということはよくある話です。マイクロスコープを用いて再発の少ない精密な根管治療を行うことが歯の長持ちには必要不可欠です。
日本における歯の神経を取る(根管治療)の成功率は約40%未満と言われています。手をつけなければならない治療の約半分が治らないという低い成功率となります。
参考
歯根(歯の根)の中には『根管』という管があります。その中には歯髄という(神経や血管)が通っています。むし歯が深くなると細菌は、歯髄まで感染し、放置すると抜歯になることもあるため、感染した歯髄を取り除く必要があります。また、深くまで感染し歯根の先に膿が溜まって『根尖病変』となった場合も、同様の処置が必要となります。
この時に行う根管をきれいにする処置を『精密根管治療』といい、歯髄をすべて取り除き、洗浄・殺菌した後、隙間なく薬剤を詰めて密封し、被せ物で補います。歯髄を取り残してしまうと、むし歯菌の再感染や炎症の原因となるため、根管の中は徹底的に洗浄・殺菌する必要があります。『歯内療法』という分野の治療です。
抜歯してインプラント治療を行うこともできますが、自分の歯を残すに越したことはありません。少しでもインプラントを行うタイミングを遅らせることはとても重要だと考えています。もしむし歯が進んでしまっても、正確に精密根管治療を行えば、歯を残せる可能性が上がります。ただし、むし歯の進み具合、歯根破折など、状態によっては歯を残せないことがあるため、しっかりと診査診断を行った上でご説明させていただきます。
また、保険診療の根管治療には、使用できる器具や薬剤などに大きく制限があります。そのため、生涯口の健康を維持するためには、自費診療の精密根管治療を受ける事が重要です。
精密根管治療には、高機能なマイクロスコープの使用(拡大化で見える化)、ラバーダム防湿、バイオセラミックス、MTAセメント、Ni-Ti ニッケルチタンロータリーファイル, 精密なCTレントゲンとともに術者の知識とスキルが必須の治療と考えております。
日本全国の歯科医院でのマイクロスコープ普及率は約3~4%であり、まだまだ普及が進んでいるとは言えない状況と言われております。また、歯科用CT導入率はまだ5%程度と言われています。最新の歯科用CTでは見える正確性や精密さ大きさが大きく変わってきています。
歯科用CTというとインプラントのツールとしての導入と思われがちですが、実際には「予測の診療から確実性のある診療」へ変えることができると言われています。
根の治療には2つの目的があります。
1.の対処療法は保険診療の根の治療です。
数年間は生活に支障がでないよう、最低限の処置を行うということです。ただしリスクとして、約50%で再発が起こります。再根管治療(再治療)が必要になってくるリスクが高く、銀歯の使用による二次カリエスのリスクも高いです。再治療が2回、3回と続くことで自分の歯が殆どなくなってしまい、 破折などによって抜歯になる可能性が非常に高まります。
2.の原因除去治療については、精密根管治療が適切です。保険の治療が悪いわけではありませんが、保険の治療にはできることが限られています。根管治療を行う場合は、後天的に抜歯になってしまう様々なリスクを考慮すると、精密根管治療で再発や炎症のリスクを下げることが望まれます。
精密根管治療には、以下の種類があります。
むし歯が深く歯髄(神経や血管)まで細菌が感染した場合に、歯髄を取り感染を取り除く治療です。放置すると、歯髄が壊死して歯根の先に膿が溜まる根尖病変ができ、骨が吸収するなど状態がさらに悪化します。
過去に行った根管治療が不十分で感染が起こった場合や、歯髄が壊死して放置し既に神経が死んでいる場合などにできる根尖病変の治療です。
以前に根管治療を行っている場合の2回目以降の精密根管治療です。難しい治療となることも珍しくありません。ほとんどの場合がこれに当たります。再治療は歯根破折の大きなリスクと考えられています。
歯槽骨(歯を支える骨)にまで感染が進行してしまった場合、歯ぐきを切開して根尖(歯根の先端)感染部分を取り除き、根尖(歯根の先端)から密封する治療です。
※自由診療(保険適用外)
保険診療 (当院) | 自由診療 | |
---|---|---|
時間 | 約30-60分 | 1回目90-120分 |
期間 | 約5-10回 | 約3回 |
機材 | - | ラバーダム防湿 |
デンタルX線 | 歯科用CT | |
- | マイクロスコープ(手術用顕微鏡) | |
- | ニッケル・チタン製のファイル(やすり) | |
滅菌済みのファイル | 新品使い捨てのファイル | |
ガッタパーチャ | MTA・バイオセラミック | |
費用 | 保険に従う | 前歯 ¥130,000 (¥88,000) 小臼歯 ¥140,000 (¥99,000) 大臼歯 ¥160,000 (¥110,000) |
マイクロスコープとは、1900年前後から脳外科、眼科領域への適用から始まり、少しずつ歯科領域の分野にも応用され始めました。
マイクロスコープの出現により術者が見たい小さな歯の根の中に光を通すことができるようになりました。さらに20倍以上の拡大により、歯の中の状況を手に取るように把握することが可能となり、目で見てむし歯や感染物質を確実に取り除くことができます。
従来では全く見ることのできなかった、“根の先がどうなっているのか”、“中に汚れは残っているのか”、“取り残したむし歯や汚れや感染源”、“腐った神経の残りがないか”など、過去には硬さや色などで判断していたものを鮮明に目で直接見ることが可能になりました。
マイクロスコープの登場による鮮明な画像、光を届かせる技術により治療が変わり、根管治療の成功率は飛躍的に大きくなりました。興味がある方は、ぜひ当院のCB-CTやマイクロスコープを体験していただきたいです。その鮮明な画像に感動していただけると思います。
マイクロスコープを使用しているだけでは、完全とは言えません。
マイクロスコープを使用して拡大して鮮明に歯の中を見ることができたとしても、“根の曲がった先に何があるのか”、“この壁の向こうに見つかっていない穴があるのかどうか”などは、想像するしかありません。想像で闇雲に穴を開けるようなことがあっては、歯は脆弱化し、場合によっては抜歯に至る重篤なダメージを受ける可能性もあります。
そのため、術前に歯科用のCTを撮影します。CTは2次元のレントゲンと異なり、3次元的(立体的)にあらゆる角度から見ることが可能です。
“治療する歯の周りの骨の状態はどうなっているのだろう”、“治療している歯には、まだ見えていない汚れが残ってないだろうか”、“この壁の先に問題がありそうだけど、そこを探ってもいいのだろうか”、 “この根は本当に1根だろうか” 。このような想像や確率で決めてきた多くの疑問を明確に解決してくれる、大きなヒントを与えてくれる必須のツールなのです。つまり、歯科用CTは治療前に根の中の「詳細な地図」を手に入れるようなものなのです。
特にレントゲンでは見えない歯の水平・垂直的な断面図は根管治療に絶大な情報を与えてくれるのです。※最新の精密なCTでないと詳細な部分は見ることはできません。
このマイクロスコープや歯科用CTを駆使して根を治療することが、今まで治すことができなかった根の治療が可能となり成功率が飛躍的に向上し、予想や経験・確率論であった根管治療が「見える、わかる」治療になってきたのです。
ラバーダム防湿法を知っていますか?受けたことはありますか?
ラバーダム防湿とは、治療する歯をゴムのシートで隔離分離し、唾液などからの細菌が入らない、器具の誤飲などを防ぐために行う治療方法です。お口の中は、多くの細菌が繁殖し浮遊しています。もちろん唾液の中にも多くの細菌が存在しています。唾液や浸出液が、根の中に侵入してしまうと感染を取り除きたいのに感染を拡大させ治療の治りを悪くしてしまいます。成功率も大幅に下がります。
根の治療を無菌的に行うために必要不可欠な方法がラバーダム防湿法です。
抜髄 | 前歯 | 88,000円 |
小臼歯 | 99,000円 | |
大臼歯 | 110,000円 | |
感染根管治療 | 前歯 | 130,000円 |
小臼歯 | 140,000円 | |
大臼歯 | 160,000円 | |
コア | ファイバコアのみ | 55,000円 |
レジンコア | 11,000円 |
細い根管内を治療するため、特に根管内が硬く、曲がっている場合は、治療中・治療後に歯が押され不快に感じる可能性があります。
現在痛みがなくても、治療により一時的に痛みや腫れのでる可能性があります。また、もし歯根が割れていることがわかった場合には、歯を残せなくなることがあります。
保険診療の根管治療には、使用できる器具や薬剤などに制限があります。生涯口の健康を維持するためには、自費診療の精密根管治療を行うことが大切です。
専門医による精密根管治療は完全予約制なので、ご予約の時間に余裕をもってご来院いただけますようお願いいたします。
むし歯を途中のままで放置した場合、痛みや腫れが出る可能性があり、進行すると歯を残せなくなることがあります。生涯お口の健康を維持するためにも、継続的なメンテナンスをお願いいたします。
FLOW
VPT(歯髄温存療法)とは、vital(生きている)pulp(歯の神経)therapy(残す治療)の略で、生きている歯の神経を可能な限り保存する治療方法です。
むし歯が深い場合、通常は歯の神経をすべて取り除かなければいけませんでした。しかし近年、バイオセラミックセメントと言われるMTAセメントが普及したことにより、今まで神経を取り除かねばならなかった歯も、VPT(歯髄温存療法)によって神経の感染していない部分のみを残し歯の寿命を大幅に伸ばすことが可能になってきています。
冷たいものがしみる、歯が痛くて『むし歯じゃないか?』と気付けるのも歯髄があるためです。
痛みを感じるというのは生体を守る上で非常に大切なことです。根管治療をした歯はむし歯になっても気付きません。歯の内側にむし歯菌が進行して歯ぐきが腫れる、歯がボロボロになって欠けるなどの手遅れのときに自覚症状として現れることが多いです。
歯髄は、歯に血液や栄養を送っているため、それがなくなると歯が脆くなっていきます。
よく例えられるのは、歯髄のある歯が「生木」とすれば、根管治療をした歯は「枯れ木」だと言われます。生きている木はしなやかで折れにくいですが、枯れ木になるとパキッと折れやすいというイメージでしょうか。「枯れ木」の歯は脆く、大きな金属の土台が入っている場合には、歯の内側から力がかかり歯が破折してしまいます。 歯の割れ方にもよりますが、垂直的な破折の場合は基本的には抜歯をせざるを得ない状況になります。
日本の根管治療の成功率は平均40%未満とも言われております。治らない場合は再度根管治療をしたり、根の部分切除や、抜歯となってしまいます。つまり安易に歯髄を取ると、何度も何度も治療になる場合がほとんどです。
歯の破折は、一般的には『抜歯』となります。抜いた後の治療は、4種類しかありません「入れ歯(義歯)」「ブリッジ」「インプラント(人工歯根)」「放置(そのまま何もしない)」の選択肢しかありません。
当院では新たな選択肢として、『破折歯保存接着治療』も行っております。
全てのケースが必ず残せる保証はありませんが、抜歯を検討中の方は抜歯をする前に一度ご相談ください。
以下のような場合は歯を残すのが難しい場合があります
1度初診で来院していただきしっかりと診査・診断、インフォームドコンセント(説明))させていただいた上で治療を行います。※ご来院いただいた当日の治療は行いません。
破折歯接着保存治療
165,000円
※治療費には消費税が含まれています
別途根管治療が必要な場合があります。
半年ほど経過を見ます。
失敗の際(抜歯となった場合)は、55,000円を返却いたします。
RESERVE
患者様をお待たせしないために、完全予約制とさせていただいております。お電話もしくは予約フォームから予約をお取りいただけます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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9:30-13:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
14:30-18:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
〒134-0083
東京都江戸川区中葛西5丁目32-5 郡山ビル1F
東京メトロ東西線 葛西駅西出口より徒歩2分