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子供がむし歯になりやすい理由とは?歯医者でできる予防対策

子供の歯がむし歯になりやすいのはなぜ?

お子さまの歯を守りたいと思っていても、気づけばむし歯ができてしまっていた・・・そんな経験はありませんか?

実は、子供の歯は大人の歯と比べてむし歯になりやすい特徴があります。学校健診のデータによると、8〜9歳の約6〜7割がむし歯を経験しているという報告もあるほどです。

今回は、子供の歯がむし歯になりやすい理由と、歯科医院で受けられる効果的な予防対策について詳しくお伝えします。お子さまの歯を守るために、今日からできることを一緒に考えていきましょう。

乳歯がむし歯になりやすい5つの理由

エナメル質が薄くて弱い

乳歯のエナメル質は、永久歯の約半分の厚さしかありません。

エナメル質は歯の表面を守る硬い層ですが、これが薄いということは、むし歯菌が作り出す酸によって歯が溶かされやすいということです。そのため、むし歯が始まると内部まで到達するのがあっという間なのです。

さらに、生えたばかりの乳歯や永久歯は、目には見えない無数の小さな穴が開いている状態です。表面に凹凸があるため、食べかすや汚れがたまりやすく、むし歯菌が棲みつきやすい環境になっています。

歯が硬くなるまでに時間がかかる

生えて間もない歯は、十分に硬くなっていません。

歯の石灰化が完全に進むまでには、生えてから2〜4年かかるとわかっています。この期間は特にむし歯のリスクが高く、注意深いケアが必要です。

歯磨きが不十分になりがち

お子さまは、歯ブラシを握る力が弱く、自分できれいに磨き上げることが難しいものです。

毎食後に歯磨きをしていても、食べかすが残ってしまうことがよくあります。食べかすが残ると、むし歯の原因となる細菌のかたまり「歯垢(プラーク)」が増殖し、むし歯が発生してしまうのです。

特に、子供のむし歯の8割以上が、歯ブラシの届きにくい奥歯の溝(小窩裂溝)から発生しているという報告もあります。

甘いものを好む傾向がある

お子さまは甘いものを好む傾向があり、おやつといえば「甘いお菓子」というイメージを持っているお子さまも少なくありません。

甘いものに含まれる糖質は、むし歯菌が繁殖するためのエサになります。また、子供は胃が小さく1回の食事量が少ないため、1日の食事回数が多くなることがあります。口の中に食べ物が入る回数が多いほど、むし歯になるリスクが高まるのです。

奥歯の溝に汚れがたまりやすい

乳歯の奥歯の溝は、細かくて複雑な形をしています。

そのため、食べものが詰まりやすく、歯磨きでも磨き残しが多い箇所です。奥歯の溝のむし歯は、糖の摂取量や回数とはあまり関係なく発生することがわかっており、主に磨き残しが原因となっています。

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むし歯ができるメカニズムを理解しよう

むし歯の4つの原因

むし歯は、4つの原因が重なったときに発生します。

【細菌】お口の中のむし歯菌(ミュータンス菌など)が、歯垢(プラーク)の中で繁殖します。

【糖質】食べ物に含まれる糖質が、むし歯菌のエサになります。むし歯菌は糖質を分解して酸を作り出し、その酸が歯を溶かします。

【時間】お口の中に糖質が留まる時間が長いほど、むし歯になるリスクが高まります。だらだら食べや、寝る前の飲食は特に注意が必要です。

【歯質】エナメル質や象牙質の質によって、むし歯になりやすい人とそうでない人がいます。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は未成熟で、むし歯になりやすい状態です。

むし歯が進行する流れ

お口の中のむし歯菌と食べ物の中の糖質が一緒になると、むし歯菌が集まってプラークを作り、酸を産生します。

この酸によって、歯に含まれるカルシウムやリンが溶け出す「脱灰」という現象が起こります。脱灰の状態を放置しておくと、さらに進行して歯に穴が開き、むし歯が発生してしまうのです。

通常、唾液の働きによって酸性から中性に戻り、溶けた歯の表面が元に戻る「再石灰化」が起こります。しかし、だらだら食べや間食が多いと、お口の中が酸性に傾く時間が長くなり、再石灰化が追いつかなくなってしまいます。

歯医者でできる効果的な予防対策

フッ素塗布で歯質を強化する

フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を塗ることで、歯質を強化する予防処置です。

フッ素には、歯の再石灰化を促進する働きがあり、初期のむし歯であれば修復できる可能性もあります。また、むし歯菌の活動を抑える効果もあるため、定期的なフッ素塗布はむし歯予防に非常に効果的です。

当院では、お子さまの年齢や口腔内の状態に合わせて、適切な濃度のフッ素を使用しています。3〜4ヶ月に1回のペースで定期的に塗布することで、むし歯になりにくい強い歯を育てることができます。

シーラントで奥歯の溝を守る

シーラントは、奥歯の溝を歯科用のプラスチック樹脂で埋める予防処置です。

乳歯の奥歯や、生えたばかりの永久歯の奥歯は、溝が深くて複雑な形をしているため、食べかすがたまりやすく、歯ブラシも届きにくい場所です。シーラントで溝を埋めることで、食べかすがたまるのを防ぎ、むし歯を予防することができます。

むし歯が少ない集団では、小窩裂溝からのむし歯が主であり、シーラントとフッ化物の利用が特に重要になるとされています。

出典  厚生労働省e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」 (2020年1月)より作成

定期検診で早期発見・早期対応

定期検診では、むし歯の有無だけでなく、歯並びやかみ合わせ、口腔機能の発達状況もチェックします。

子供のむし歯は、だいぶ進行しないと外から見ただけでは分からないことが多く、特に歯と歯の間や奥歯の溝の奥にできたむし歯は、歯科医が見てもなかなか分かりません。デンタルフロスでチェックしたり、レントゲンを撮ったりすることで、早期発見が可能になります。

当院では、3〜4ヶ月に1回のペースでの定期検診をおすすめしています。早い段階からむし歯を予防することで、8〜9歳までにむし歯を経験しない、または増やさずに過ごせたお子さまは、将来のむし歯リスクが大きく下がると考えられています。

歯磨き指導で正しいケアを身につける

お子さまの年齢や成長段階に合わせた、正しい歯磨き方法をお伝えします。

保護者の方には、効果的な仕上げ磨きの方法や、デンタルフロスの使い方などもご指導いたします。お子さま自身が正しい歯磨きを身につけることで、生涯にわたって自分の歯を守る力を育てることができます。

当院の小児歯科が大切にしていること

生涯の「むし歯ゼロ」を目指して

当院の小児歯科では、単にむし歯を治すのではなく、生涯にわたって「むし歯ゼロ」で過ごせるお口を育てることを目標としています。

成長発達の段階に合わせて口腔機能を正しく育てることで、将来の歯並びやかみ合わせ、全身の健康まで見据えた診療を行っています。むし歯になってから治療するのではなく、むし歯になる前の予防を重視しているのです。

お子さまのペースを大切にした診療

歯科医院に苦手意識を持ってしまうと、通院そのものが負担になり、結果としてお口の健康を守れなくなってしまいます。

当院では、いきなり治療を行うことはせず、衛生士の膝の上でお口を見せる、診療台に座る、レントゲン撮影に慣れるといった段階を踏みながら、お子さまのペースで無理なくステップアップしていきます。「楽しく通える歯医者」であることを大切にしています。

0歳からの口腔育成と食育サポート

0歳からの口腔育成は、乳歯だけでなく将来の永久歯や顎の成長にも大きく関わります。

当院では、舌の使い方や飲み込み方、口呼吸などの習慣にも着目し、正しい口腔機能の発達をサポートしています。また、管理栄養士が在籍しており、離乳食の進め方や食習慣についても歯科的な視点からアドバイスが可能です。歯と食事の両面から、お子さまの健やかな成長を支えます。

年齢に応じた小児歯科の考え方

0〜3歳では、歯に興味を持ち、歯みがき習慣と歯科通院に慣れることを目標とします。

4〜5歳では、正しい歯みがき習慣の定着と口腔内環境の安定を図ります。

6〜12歳では、永久歯を守りながら、歯並びやかみ合わせを意識した管理を行います。特に混合歯列期は、歯並びやかみ合わせに大きな影響が出る時期であり、必要に応じて予防的な小児矯正をご提案しています。

まとめ:子供の歯を守るために今日からできること

子供の歯がむし歯になりやすいのは、エナメル質が薄い、歯が硬くなるまでに時間がかかる、歯磨きが不十分になりがち、といった理由があるからです。

しかし、適切な予防対策を行うことで、むし歯のリスクを大きく減らすことができます。歯科医院でのフッ素塗布やシーラント、定期検診、歯磨き指導などを活用しながら、ご家庭でも正しい歯磨きや食生活の改善に取り組んでいきましょう。

当院では、お子さまの成長段階に合わせた予防プログラムをご用意しています。「まだ早いかも」「むし歯はないけど心配」という段階でも大丈夫です。お子さまの歯や成長について気になることがあれば、早めにご相談ください。

お子さまの未来を見据えた歯科医療を、私たちと一緒に始めませんか?

当院のHPはこちらからご覧いただけます

著者情報

葛西駅前 あなたの歯医者さん矯正歯科 理事長 久保田 達也

経歴

2007〜私立佐野日本大学高等学校 卒業
2013〜日本大学歯学部 卒業
2018〜日本大学大学院歯学研究科 応用口腔科学分野 歯周病学 卒業
2018〜日本大学歯学部付属歯科病院 歯周病科 入局
2019〜デジタルハリウッド大学院 デジタルコンテンツ研究科入学
日本大学歯学部付属歯科病院 非常勤講師

所属学会・認定資格

日本歯周病学会 認定医
日本臨床歯周病学会
口腔インプラント学会
日本顎咬合学会
抗加齢医学会
JIADS
Osseointegration studyclub of Japan
厚生労働省認定 歯科医師 臨研修指導歯科医
日本歯科医師会会員
東京都歯科医師会会員
江戸川区歯科医師会会員

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