03-6808-6636

最終受付は診療終了の30分前

BLOG

クリニックブログ

小児矯正でマウスピースは効果ある?始める前に知りたいこと

小児矯正でマウスピースを選ぶ理由

お子さまの歯並びが気になり始めたとき、多くの親御さまが「どんな矯正方法がいいのか」と悩まれます。

近年、マウスピース型の矯正装置が小児矯正の選択肢として注目されています。取り外しができて、見た目にも目立ちにくいという特徴から、お子さまの学校生活や日常生活への影響を最小限に抑えられる点が大きな魅力です。

従来のワイヤー矯正と比べて、痛みが少なく、食事や歯みがきもいつも通りにできるため、お子さま自身も無理なく続けやすい治療法といえます。

ただし、すべてのケースに適応できるわけではありません。お子さまの歯並びの状態や成長段階によって、最適な治療法は異なります。

こども矯正はいつから始める?迷ったときの判断ポイントを解説

こどもの矯正治療は、始めるタイミングがとても重要です。本記事では、矯正を検討し始める目安や、迷ったときに確認したい判断ポイントについてわかりやすく解説します。


► 記事を読む

マウスピース矯正の仕組みと効果

マウスピース型の矯正装置は、透明で取り外し可能な装置を装着することで、歯並びを整えていく治療法です。

大人の矯正では歯を1本ずつ動かして並べることが主な目的ですが、小児矯正では少し目的が異なります。

顎の成長を促す働き

小児矯正におけるマウスピース装置の最大の特徴は、**顎の発育を促す**ことにあります。

現代のお子さまは、柔らかい食べ物が中心の食生活により、噛む回数が減少しています。その結果、顎の発達が不十分になり、永久歯が生えるスペースが不足しがちです。

マウスピース装置を装着することで、顎に適度な圧力がかかり、内側から顎の成長を促すことができます。これにより、永久歯が正しい位置に生えるための土台を作ることが可能になります。

口周りの筋肉を鍛える

マウスピース装置には「筋機能矯正装置」と呼ばれるタイプがあり、これは歯を直接動かすのではなく、**口周りの筋肉を鍛える**ことを目的としています。

装着することで、お口周りの筋肉に適度な刺激を与え、無意識に行っている口呼吸や舌で歯を押す癖を改善できます。正しい鼻呼吸を促すことで、歯並びだけでなく、顔の骨格の健全な発育にもつながります。

痛みが少なく続けやすい

お子さまの顎は成長途中で骨が柔らかいため、大人と比べて歯が動きやすく、痛みを感じにくいというメリットがあります。

ワイヤー矯正のように強い力で歯を動かすのではなく、成長の力を利用して自然に歯並びを整えていくため、お子さまへの負担が少ないのです。

マウスピース矯正が適している歯並びとは

マウスピース矯正は、すべての歯並びの問題に対応できるわけではありません。適応できる症例には一定の条件があります。

軽度から中程度の歯列不正

マウスピース矯正は、**軽度から中程度の歯並びの乱れ**に対して効果を発揮します。

具体的には、前歯のわずかなガタつき、軽度の出っ歯、軽度の受け口などが該当します。顎の骨格に大きなズレがある場合や、重度の叢生(歯が重なり合っている状態)には、ワイヤー矯正や外科的な処置が必要になることもあります。

成長期を活かせる時期

小児矯正でマウスピースを使用する最適な時期は、**6歳から12歳頃**とされています。

この時期は乳歯から永久歯への生え変わりが進み、顎の成長も活発です。成長期だからこそ、顎の発育を正しい方向へ導くことができ、将来的な本格矯正の負担を軽減できる可能性が高まります。

受け口の場合は、3歳から5歳頃の早期介入が推奨されることもあります。早めに専門医に相談することで、お子さまに最適なタイミングを見極めることができます。

お子さまの協力が得られること

マウスピース矯正は取り外しができる装置のため、**お子さま自身の協力**が不可欠です。

装着時間を守れること、毎日のトレーニングに取り組めることが、治療効果を左右します。装置を装着する時間は、日中1時間と就寝時が基本です。学校に持っていく必要がないため、お友達の目を気にせず治療を続けられます。

治療期間と費用の目安

マウスピース矯正を検討する際、多くの親御さまが気にされるのが治療期間と費用です。

治療期間は平均2〜3年

小児矯正におけるマウスピース治療の期間は、**平均2〜3年**とされています。

お子さまの歯並びの状態や成長の速度によって個人差がありますが、顎の成長を促しながら歯並びを整えていくため、ある程度の期間が必要です。定期的な通院で経過を確認しながら、装置の調整やトレーニングの指導を受けます。

費用は医院によって異なる

マウスピース矯正の費用は、医院や使用する装置の種類によって幅があります。

初年度の費用としてマウスピース代と調整費がかかり、2年目以降も治療を継続する場合は追加の費用が発生します。詳しい料金体系は、カウンセリング時に確認することをおすすめします。

矯正治療は自由診療のため、医院ごとに料金設定が異なります。治療内容や使用する装置、通院回数なども含めて、総合的に比較検討することが大切です。

マウスピース矯正を成功させるポイント

マウスピース矯正の効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントがあります。

装着時間を守る

マウスピース装置は、**決められた時間しっかり装着する**ことが何より大切です。

日中1時間と就寝時の装着が基本ですが、この時間を守れないと、期待する効果が得られません。お子さまが無理なく続けられるよう、親御さまのサポートと声かけが重要になります。

毎日のトレーニングを継続する

マウスピース矯正では、装置の装着だけでなく、**口周りの筋肉を鍛えるトレーニング**も並行して行います。

舌の位置を正しく保つ練習や、正しい飲み込み方のトレーニングなど、日々の積み重ねが治療効果を高めます。歯科医院で指導を受けたトレーニングを、ご家庭でも継続することが成功の鍵です。

生活習慣の見直し

歯並びが悪くなる原因には、日常の癖や習慣が関わっていることも少なくありません。

指しゃぶり、うつ伏せ寝、頬杖、口呼吸、お口ぽかんなどの習慣は、顎の成長や歯並びに悪影響を及ぼします。マウスピース矯正を始める際には、こうした**習慣の改善**にも取り組むことが大切です。

姿勢の乱れやいびきも、歯並びや顎の成長に影響する可能性があります。当院では、歯科の視点から姿勢チェックや口腔機能の評価を行い、必要に応じてトレーニングや生活指導を行っています。

定期的な通院とチェック

マウスピース矯正は、定期的な通院で経過を確認しながら進めていきます。

お子さまの成長や歯の動きに合わせて、装置の調整やトレーニング内容の見直しを行います。通院を怠ると、治療効果が十分に得られなかったり、治療期間が延びてしまったりする可能性があります。

マウスピース矯正のメリットとデメリット

マウスピース矯正には多くのメリットがありますが、同時に理解しておくべきデメリットもあります。

メリット

マウスピース矯正の主なメリットは以下の通りです。

  • 目立ちにくい:透明な装置のため、見た目を気にせず治療できます。
  • 取り外しができる:食事や歯みがきは普段通りに行えます。
  • 痛みが少ない:成長期の柔らかい骨を利用するため、負担が少ないです。
  • 学校生活に影響しない:日中1時間と就寝時の装着で、学校に持っていく必要がありません。
  • むし歯リスクが低い:取り外して歯みがきができるため、清潔を保ちやすいです。
  • 顎の成長を促進:将来の本格矯正を軽減・回避できる可能性があります。
  • 鼻呼吸を促す:口呼吸の改善により、全身の健康にも良い影響があります。

デメリット

一方で、以下のようなデメリットも理解しておく必要があります。

  • お子さまの協力が必要:装着時間を守れないと効果が得られません。
  • 毎日のトレーニングが必要:継続的な取り組みが求められます。
  • すべての症例に適応できない:重度の歯列不正には対応できない場合があります。
  • 生活習慣の改善が必要:うつ伏せ寝や頬杖などの習慣がある場合、効果が限定的になります。
  • 治療期間が長い:平均2〜3年の期間が必要です。

当院の小児矯正への取り組み

葛西駅前あなたの歯医者さん矯正歯科では、お子さまの将来を見据えた小児矯正を提供しています。

生涯のむし歯ゼロを目指して

当院の小児歯科・小児矯正の目標は、生涯にわたって**「むし歯ゼロ」**で過ごせるお口を育てることです。

単にむし歯を治すのではなく、成長発達の段階に合わせて口腔機能を正しく育てることで、将来の歯並びやかみ合わせ、全身の健康まで見据えた診療を行っています。8〜9歳までにむし歯を経験しない、または増やさずに過ごせたお子さまは、将来のむし歯リスクが大きく下がると考えられています。

お子さまのペースを大切にした診療

歯科医院に苦手意識を持ってしまうと、通院そのものが負担になり、結果としてお口の健康を守れなくなってしまいます。

当院では、いきなり治療を行うことはせず、衛生士の膝の上でお口を見せる、診療台に座る、レントゲン撮影に慣れるといった段階を踏みながら、**お子さまのペースで無理なくステップアップ**していきます。「楽しく通える歯医者」であることを大切にしています。

0歳からの口腔育成と食育サポート

0歳からの口腔育成は、乳歯だけでなく将来の永久歯や顎の成長にも大きく関わります。

当院では、舌の使い方や飲み込み方、口呼吸などの習慣にも着目し、正しい口腔機能の発達をサポートしています。また、**管理栄養士が在籍**しており、離乳食の進め方や食習慣についても歯科的な視点からアドバイスが可能です。歯と食事の両面から、お子さまの健やかな成長を支えます。

口腔筋機能療法とマウスピース矯正の併用

当院の小児矯正は、歯を無理に動かす治療ではありません。

成長期だからこそ可能な、顎の発育や筋肉の使い方を整える治療です。**口腔筋機能療法(MFT)とマウスピース型矯正装置を併用**し、歯並びが悪くなる原因そのものにアプローチします。姿勢や呼吸、飲み込みといった要素も含め、将来の本格矯正をできるだけ軽減・回避することを目指しています。

姿勢・いびき・呼吸まで含めた総合的な視点

姿勢の乱れや口呼吸、いびきは、歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。

当院では歯科の視点から、**姿勢チェックや口腔機能の評価**を行い、必要に応じてトレーニングや生活指導を行っています。お子さまの成長を総合的にサポートすることで、より良い治療結果を目指します。

まとめ:お子さまの未来を見据えた選択を

小児矯正におけるマウスピース治療は、軽度から中程度の歯並びの乱れに対して効果が期待できる治療法です。

顎の成長を促し、口周りの筋肉を鍛えることで、永久歯が正しい位置に生えるための土台を作ります。痛みが少なく、見た目にも目立ちにくいため、お子さまの学校生活や日常生活への影響を最小限に抑えられます。

ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、お子さまの協力や毎日のトレーニング、生活習慣の改善が必要です。治療期間は平均2〜3年と長期にわたるため、親御さまのサポートも欠かせません。

当院では、小児歯科・小児矯正を「今だけの治療」とは考えていません。将来、大人になったときに歯で困らないこと、そして健康で豊かな生活を送っていただくことがゴールです。

お子さまのお口のことで気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。成長期だからこそできるサポートを、専門的な視点で丁寧に行ってまいります。

お子さまの健やかな成長と、生涯にわたる健康なお口づくりを、私たちと一緒に始めませんか。

当院のHPはこちらからご覧いただけます

著者情報

葛西駅前 あなたの歯医者さん矯正歯科 理事長 久保田 達也

経歴

2007〜私立佐野日本大学高等学校 卒業
2013〜日本大学歯学部 卒業
2018〜日本大学大学院歯学研究科 応用口腔科学分野 歯周病学 卒業
2018〜日本大学歯学部付属歯科病院 歯周病科 入局
2019〜デジタルハリウッド大学院 デジタルコンテンツ研究科入学
日本大学歯学部付属歯科病院 非常勤講師

所属学会・認定資格

日本歯周病学会 認定医
日本臨床歯周病学会
口腔インプラント学会
日本顎咬合学会
抗加齢医学会
JIADS
Osseointegration studyclub of Japan
厚生労働省認定 歯科医師 臨研修指導歯科医
日本歯科医師会会員
東京都歯科医師会会員
江戸川区歯科医師会会員

〒134-0083
東京都江戸川区中葛西5丁目32-5  郡山ビル1F
東京メトロ東西線 葛西駅西出口より徒歩2分

03-6808-6636

最終受付は診療終了の30分前

9:30-13:30
14:30-18:00